今回は自分のYouTube動画をGoogle広告(YouTube広告)で宣伝してみた結果を包み隠さず報告する。
「自分のYouTube動画を広告を使って伸ばしたい」と思っている人の参考になれば嬉しい(需要がマニアック)

YouTubeやってます
(実は)あなたも今すぐGoogle広告出稿できる
「え?自分で広告とか出せるの??」って思う人もいるかもしれない。
そう、出せる。
YouTubeで流れてくる広告も、実は個人が簡単に流すことができるんだ。お金さえ払えば。
Google広告アカウントを作れば、その日からあなたのコンテンツを宣伝出来るようになる。
【合法】広告出稿で再生回数は増やせる
「個人のYouTube動画も広告で再生回数増やすとかできるの!?」と思うかもしれない。
できる。インフィード動画広告を使えば。
YouTubeの広告というと、動画が再生される前に流れるスキップ可能なうざったい広告を想像するかもしれないが、今回それは使わない。
自分の動画をYouTubeで宣伝するには「インフィード動画広告」を使う。
インフィード動画広告を使えばYouTubeの「検索結果」や、「次のおすすめ」の欄(関連動画)に自分の動画を表示させることができる。
つまり、半強制的に他の人のおすすめ動画欄に自分の動画表示させることができるんだ。
そして、サムネやタイトルが良ければ一定確率で再生してもらえるから、結果的に再生回数が増える。
2,000円の予算で実際に自分の動画を宣伝してみた結果
実際に「自分の動画」をYouTubeインフィード動画広告を使って宣伝してみた結果の詳細を報告していく。
広告の配信期間は2週間。予算は2,000円
広告の出稿をするにあたって、まずは配信期間を決める。
今回は2週間に設定した。
2日3日では短すぎるし、1ヶ月は長い。程よく機械学習が進み、傾向が掴めてくる半月くらいがちょうど良い。
広告の表示回数は45,928回
広告の表示回数は45,928回だった。
表示回数とは、広告を配信した期間で他の人のYouTube検索結果や関連動画に俺の動画が表示された回数だ。
つまり、この2週間で4.5万回も俺の動画が他人のYouTube画面に表示されたことになる。
なんか不思議。
クリック数は634回
実際に動画がクリックされた回数は634回だった。
つまり、クリック率は1.3%だ。
一般的に動画広告のクリック率は0.4%とされているから、思ったよりもパフォーマンスは良かったようだ。
1クリックあたりの平均費用は4円
インフィード動画広告は、表示されるだけでは課金されない。
表示された広告を見たユーザーが、動画をクリックして再生した時に初めて費用が発生する。
一般的に1クリックあたり3~4円ほどとされているから、今回はごく一般的な結果と言えるだろう。
かかった費用は1,993円
2週間の広告配信でかかった費用は1,993円だった。
予算2,000円に設定していたため、最適な消化金額で運用してくれたっぽい。Google広告のAIは超優秀。
チャンネル登録者は増えなかった
ちなみに、広告配信して視聴回数をブーストしたYouTubeの動画からはチャンネル登録者が1人も出なかった。
広告はあくまでも露出を増やすだけで、その動画を観たユーザーがチャンネル登録してくれるかどうかは自分の動画の質(面白さ•有益さ)にかかっている。
YouTubeというゲームに課金して分かったこと
最後に、YouTubeというゲームに課金して分かったことを書いていく。
結論、広告でブーストをかけることは本質的な解決ではない。
視聴回数が増える。ただそれだけ。
インプレッション(露出)を増やすのは大切だけど、それよりもYouTubeのアルゴリズムに評価されることが大事。
そのためにはユーザーがクリックしたくなるようなサムネとタイトル、そして即ブラウザバックされない最後まで見たくなるような、見て良かったと思えるような有益な内容のコンテンツを作るべき。
広告を過信しすぎてはいけない。
広告による再生回数のブーストは本質的な解決策ではない。
これが、YouTube広告に課金してみて分かったことだ。
なにかの参考になれば嬉しい。