今回は買って後悔した高額商品とそこから学んだモノを買う際の心構えを話していく。

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大切なのは「モノの価値の捉え方」
最初に高額商品を買って後悔した経験から学んだ”モノを買う際に大切な価値観”を伝える。
ズバリ、大切なのは色眼鏡を外して価値をみる事だ。
流行っているからとか高級ブランドだから、という理由で思考を停止して買ってはいけない。
実用性至上主義
あくまでもベースは実用性至上主義で考えるべき。その商品を買うことで得られる効用をシミュレーションしてから買うことを徹底してほしい。
この段階でのシミュレーションが甘いと後々後悔することになる。
“買うことそのもの”の満足感は一瞬で消える
モノを購入することで得られる満足感は一瞬で消える。
実用性がないモノ、自分が使いこなせないモノを買ってしまうと得られるのは購入時の一瞬の満足のみになってしまう。
買って後悔した高額商品①『マルジェラのエルボーパッチスウェット』
実際に俺が買って後悔した高額商品の一つ目が『メゾンマルジェラのエルボーパッチスウェット』だ。
いきなりニッチなアイテムすぎて申し訳ないが、この商品の最大特徴はその値段にある。
お値段なんと6万円超え。ユニクロのスウェットなら30着買えてしまうお値段だ。
サイズが合っていない
1番の後悔ポイントはそもそもサイズが合ってないことだ。
マルジェラのアイテムは海外企画でサイズ感が大きい。俺の身長は166cm。本来ならSサイズでも大きいところ、Mサイズを買ってしまった。
もちろん試着はした。1時間以上かけて念入りに。しかし在庫がこのMサイズしかなく、前々から憧れていたブランド故に心が揺らいでつい買ってしまった。
ぶかぶかすぎてダサい
実際着てみるとぶかぶかすぎて服に着られている感が最高にダサい。
洋服選びで最も大切なのはサイズ感であると分かっていたのにやってしまった。後悔。
大切にしすぎて洗えない
本来スウェットはドンドン着てガシガシ洗うってのが筋だが、60000円もするスウェットとなるとそんなに雑に扱えない。
洋服は着てなんぼのものなのに、汚したくないから着れないというバカみたいな状態に陥ってしまった。
エルボーパッチ部分は本革製
さらに『マルジェラのエルボーパッチスウェット』はパッチの部分が本革製。異素材をドッキングしたデザインであるため洗濯し辛い。
俺が着た瞬間中古品になる
試着で沢山の人に着られているだろうから、正確には俺が買った瞬間に中古品になったわけだ。
当然ながら、中古になった瞬間モノの価値は下がる。当たり前すぎるけど、60000円で買ったスウェットの価値が一瞬にして数万円下がることになるのは辛い。
買って後悔した高額商品②『GoPro9』
実際に俺が買って後悔した高額商品の二つ目が『GoPro9』だ。
届いた次の日に行った旅行で一度使ったきり。現在はタンスの肥やしとなっている。
動画撮影はスマホで十分
『GoPro9』がタンスの肥やしになってしまった最大の要因は、動画撮影がスマホで十分にできてしまうことだ。
たしかに『GoPro9』の手ぶれ補正機能と画角の広さは他と一線を画したクオリティだ。ジンバルなしの手持ち撮影でも驚くほど滑らかな映像が撮れる。これはケチのつけようがないクオリティだ。
しかし『GoPro9』のクオリティには及ばずともスマホを使えば十分に見ていられる動画を撮影できる。どこまで映像クオリティを追求するかによるが、少なくとも俺は思い出の記録用に動画を撮るくらいだからスマホのビデオカメラで十分。
荷物になる
スマホはカメラ(動画撮影)としての役割にとどまらず連絡、決済、情報収集手段として常時持ち歩いている。
しかし『GoPro9』は動画撮影しかできない。動画撮影をするためだけのアイテムとして別個で持ち歩く必要があるんだ。単純に荷物が一つ増える。
取り出す手間
思い出を切り取る手段は手軽であるべき。スマホの場合、情報を調べつつ、連絡を取りつつ、撮影したいと思う瞬間があったら一瞬でアプリを切り替えて撮影を開始できる。
しかし『GoPro9』の場合はそうもいかない。スマホと違って常時手に持っていることも少ないだろうから撮影のたびにポケットorバッグから取り出すことになる。そして撮影後は再びしまう必要がある。この一連の動作が徐々に億劫になってくる。
俺の場合「『GoPro9』を持ってきているけど取り出すのが面倒だからスマホでいいか」となってしまうことがあまりにも多かった。
さらに言ってしまうと、めんどくさいとそもそも記録する気にならない。
体験と経験は買わないと得られない
ここまで、買って後悔した高額商品として『マルジェラのエルボーパッチスウェット』と『GoPro9』を紹介してきた。
結果的に後悔の方が上回っているだけであって、買ってよかったと思う側面もある。
それは実際に買って使ってみないことには勝手が分からないし永遠に憧れ続けることになる、ということだ。
『マルジェラのエルボーパッチスウェット』を購入した経験は俺が高額の服を買うのを止めるきっかけになった。
『GoPro9』を購入したことで手軽に手振れ補正の効いた綺麗な映像を撮影するという体験ができた。
“もの自体”ではなく体験と経験を買っている
実際に買ってみたから得られた体験があるし、経験として語ることができるようになった。
もし俺が高額だからと『マルジェラのエルボーパッチスウェット』を買っていなかったら、のちにもっと高いブランドの服に手を出してしまっていたかもしれない。
もし俺が高額だからと『GoPro9』を買っていなかったら、実用性至上主義で購入するという考え方は得られなかっただろう。
結局、体験と経験は買わないと得られないのだ。
買ってから後悔しないために
買ってから後悔しないために実用性至上主義で考えるべきだということは繰り返し伝えてきたが、もし買ったのなら全力で使ってほしい。
昔から俺はコレクション癖があって、使う用と保存用に同じものを2個買うなどという愚行を働いていた。結局今も手元に残っているのは使い倒した方で、保存用は日の目を見ることなく朽ち果てているか捨ててしまったものが多い。
使うなら買う。使わないなら買わない。シンプルだがこの考え方が非常に大切。”買うなら使う”ではいけない。
ダメ押しになるが、大体のものは買ったに瞬間値崩れする。それは家も車も服も同じ。
特に高額な買い物をする際は、本当に使う商品か改めて考えてから買ってほしい。