今回はHermès (エルメス) 表参道店で買い物をしてきた感想を共有する。
訪問前にグーグル・マップの口コミを見てみたら、「接客があまりにも酷かった」など評判は最悪だった。
高級ブランドで買い物をしたことがない俺にとってはハードルが高すぎる。ビビり散らかしながら、俺はエルメスの門をくぐった。
Hermès (エルメス) とは?
数あるラグジュアリーブランドの中でもエルメスは特別な存在だ。
エルメスは、フランス・パリに本社を置くファッションブランド。エルメスの歴史は非常に長く、創業は1837年と2022年現在で185年と深い歴史を持っている。
元々は馬具工房としてスタートしたエルメスは、ロシア皇帝やナポレオン3世などを顧客として高級馬具メーカーに発展。
その後、移動手段が馬から車に変化したことを受け、馬具の製作で培った技術を用いてバッグの制作を開始。さらに腕時計やスカーフ、香水など次々にファッション関連商品を発表し、現在も世界最高峰のラグジュアリーブランドとして高い人気を誇っている。
Hermès (エルメス)が人気の理由
Hermès (エルメス)が人気の理由は大きく分けて2つ。
- 最高級の素材と技術力を持つ職人を抱えている
- 歴史上の著名人に愛されている
エルメスは最高級の革を使い、卓越した職人技術によって作られている。
今の時代、どのブランドも素材の質にこだわっているとは思うが、エルメスはその基準値が高すぎる。実際エルメスはそのブランド力を背景に世界中の最も質の良い革は優先的に仕入れているし、職人の育成に莫大なコストをかけている。
また、エルメスは教科書に載るような歴史上の人物たちを顧客としてそのブランドイメージを確固たるものにしてきた。今で言うインフルエンサーマーケティングの視点を100年以上前から取り入れていたわけだ。
そうした歴史がエルメスの「人々が憧れるブランド」としての地位を確固たるものにしてきたわけだ。
エルメス表参道店は普通にクソ丁寧だった
グーグル・マップの評価が3.0と高級ブランドにしては低すぎる「エルメス表参道店」だが、実際の接客はどうだったのか。
結論、大した金額も使っていないのにめちゃくちゃ丁寧だし、普通に気持ちがいい接客をしてくれた。
イケオジの代名詞みたいな店員さん
入店してお目当ての商品がどこにあるのかキョロキョロしていると、すらっと背の高い紳士なおじさま店員さんが「何かお探しですか?」と声をかけてきた。
俺が目当ての商品を伝えると、「こちらです」とスマートに案内してくれた。
元々買おうと思っていたので「それをください」と伝えると「椅子におかけください」とお会計の準備が始まった。
エルメス表参道店は中央レジがなく、各商品棚の手前にある机と椅子で会計を行うスタイル。
手袋をつけて商品の開封をし、傷がないか一緒にチェックした後、プレゼント用に綺麗に包んでくれた。
終始笑顔で紳士的な接客態度
プレゼントだから商品名はあえて書かないが、俺が買ったのは1万円未満の、Hermès (エルメス) の中ではお求めやすい価格のアイテム。
口コミに「ものすごい高圧的な態度と口調で上からの発言。まるでこのまま鼻で笑うのでは?の勢いで。長身の年配の男性店員さんでした。笑顔もゼロ。」と書かれていたので、正直ビビっていたが、そんなことはなく終始笑顔で品のある店員さんが接客をしてくれた。
金のなさそうな若者でも態度を変えない
買い物の後、メンズ用の香水を見ていたら「サンプルがあるので良かったら使ってください」と試供品のおまけをつけてくれた。
口コミではボロカスに言われているが、少なくとも俺を接客してくれた店員さんはそんなことなかったし、とても素敵なおじさまだった。
俺は今年25歳になる、まだまだ20代の若造。洋服もユニクロ、GU、無印良品あたりしか着ないし、今回もGUのジャケットにVANSのスリッポン、無印良品のリュックを背負っていた。
お世辞にも金を持っていそうな雰囲気ではない。
そんな俺にも一流のエルメス店員さんは対等な接客をしてくれた。
人間である以上、その日のコンディションによって接客に差が出るのは当たり前。もしかしたら口コミを書いた人に接客する時たまたま体調が悪かったのかもしれないし、嫌なことがあったのかもしれないし、そもそも口コミを書いた人自身の態度に問題があったのかもしれない。
真相は当事者同士しかわからないが、少なくともエルメス表参道店は金を持っていそうな若造がふらっと立ち寄っても丁寧に接客してくれるお店だった。
【蛇足】エルメス入店時の俺の服装
エルメス入店時の俺の服は過去記事で紹介したアイテムばかり。
もし興味があったら読んでみてくれると嬉しい。
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体験として行っておくのはアリ
今回は世界最高峰の高級ブランド・エルメスの表参道店に行ってきた。
俺は家賃5万円の部屋に住んで、ユニクロの服を好む20代の一般男性。
日常生活でエルメスにふれる機会なんて一切ない。だからこそ、今回の買い物はエンタメとして非常に楽しかったし学びがあった。
豪華絢爛。贅沢の極み
当たり前だけど、コンビニの接客とエルメスの接客は丁寧さが違う。まるで自分が金持ちになったかのように錯覚させてくれる空間がそこにはある。
エルメスはタイタニック号の一等客室みたいなもんだ。全てが豪華で優雅。
乗り続けていると沈むから、適度に見学するに留めておきたいけど、たまにはアリだなと思った体験だった。