新型コロナウイルスの影響もあって、インターネット通販の市場が急拡大している。
一年前は近所の店舗まで買いに行っていた日用品ですらインターネット通販で購入するのが当たり前になりつつある昨今で平日も並びが発生するほどの人気を博しているスキンケアブランドがある。
それが、オーストラリアに本社を構えるグローバルスキンケアブランド「Aesop(イソップ)」だ。
今回はそんなイソップの自由が丘店にお邪魔してきたのだが、その圧倒的に丁寧な接客に衝撃を受けたので記事にしていこうと思う。

Aesop(イソップ)はブランドの世界観を売っている

あなたはイソップといえば何を思い浮かべるだろうか。
チューブに入ったハンドクリーム?はたまた、茶色いボトルに入ったシャンプーだろうか?
私が思うに、イソップはブランドのコンセプトを売っている。もちろん、商品も素晴らしいのだが、商品の打ち出し方が本当に上手い。
- 良質なコンテンツを通じて、潜在顧客を見込み客に育て、ファン化することで購買に結びつけるコンテンツマーケティング
- 伝えたい思いやコンセプトを、それを想起させる印象的な体験談やエピソードなどの“物語”を引用することによって、聞き手に強く印象付けるストーリーテリング
この2つを駆使したマーケティングがイソップを現在の地位まで押し上げた。
コストパフォーマンスに優れた商品なら他でいくらでも探せる。
多くの人々がイソップの作る世界観に魅了され、ファンになっている。彼らは単にハンドクリームを買っているのではない。イソップのもつ世界観とそこから得られる体験にお金を払っているのだ。
Aesop(イソップ)の店舗の特徴

イソップの店舗は外装にも非常にこだわっている。
ただ商品を販売している場所、ではなく「買い物のエンタメ化」に成功している。
店舗自体が巨大な広告看板の役割を果たしていると言えるだろう。
また、白いペンキで塗られた店内はメゾンマルジェラの恵比寿本店を連想させる(要はお洒落上級者感がハンパないってこと)
Aesop(イソップ)は人気すぎて並びがある

現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにイソップは一度に店内に入れる人数を制限している。
今回は自由が丘にある店舗にお邪魔したのだが、日曜の昼過ぎだからか、店舗の外に7名ほどの列ができていた。
結論から言うと、並び始めてから店内に入るまでに20分。さらに、店員さんから接客を受けるまでに20分程かかった。
寒くて凍えそうになるので、カップルで行くのはおすすめしない。
Aesop(イソップ)の接客の流れ

- 店外で入店のための列に並ぶ
- 店内に入ってまた並ぶ。
- 店内で待ってる間にカタログを見せてくれる(カタログはもらえる)
- 先程のカタログをもとに、試してみたい商品を聞かれる
- 1人につき平均5分以上のマンツーマン接客(とても丁寧に接客してくれて、話も弾んだので気づいたら10分くらい経っていた)
- お会計をして終了
尚、商品の購入だけなら店内で待つ必要なはない。
店外の列に並ぶ必要はあるが、サクッと買える。
新型コロナウイルスの影響がおさまるまではしばらくこの体制だそうだ。
Aesop(イソップ)の客層

自由が丘という立地もあって、上品なおばさまや、小綺麗な20代〜の女性が多かった。
みんな友達同士で来るというよりかは、一人で来て店員さんとの会話を楽しんでいるようだった。
私のように男性一人で来る客はそういないだろうと思っていたのだが、クリスマスシーズンだからだろうか、一人で並んでいる30代くらいの男性を見かけた。
Aesop(イソップ)の接客を受けた感想

正直、「そんなに並んでまで接客を受けたいの?」と疑問に思う人もいるだろう。
正直、公式オンラインで買うこともできるし、購入金額が6000円以下だと500円の送料がかかるとはいえ、わざわざ店舗に出向いて列に並んで買う必要があるのか迷った。
しかし、イソップの接客レベルは私の予想を遥かに上回っていた。、、凄かった!!
商品に対する知識はもちろん、本当にイソップの商品が好きなんだなという気持ちが伝わってくる。最初は買う気がなかったシャンプーまで欲しくなってしまった。
今回は事前に買うと決めていたハンドクリームだけにしたが、次に行く機会があったら確実にシャンプーまで買ってしまう気がする(笑)
私の後ろにも沢山の人が並んでいたが、決して急かしてくるようなことはない。あくまでもブランドの世界観と商品の良さを丁寧に伝えて、お客様が気持ちよく買い物をできるように配慮がなされている。
接客業をしている人は勿論、どんな仕事をしている人も「モノを売るとは何か、接客とは何か」について考えさられるので、是非一度店舗に行って接客を受けてみてほしい。
Aesop(イソップ)オンラインで買ったら巾着が貰えない?

イソップといえばハンドクリームやハンドソープが有名だが、ショッパーとして貰えるお洒落な巾着袋が同じくらい有名だったりする。
メルカリを探すと巾着袋が単体で売られていて、それがまたいい値段で取引されている。
今回店舗に出向いたのは、この巾着袋を確実に手に入れたかったという側面もある。というのも、オンラインで購入した際の巾着袋が付属してくるかどうかはネットで調べても情報が出てこなかったからだ。
そんなわけで、実際に店員さんに聞いてみた。
結論、「オンラインで買ったら巾着は貰えない」とのこと。
あくまで、店舗で購入した時のショッパーとしてもらえるアイテムなので、オンラインで購入した際は付いてこないようだ。
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”Aesop(イソップ)の接客を受ける”というエンタメを楽しんでほしい

今回、店舗についてから買い物を済ませて店外に出るまでに合計50分ほどかかった。
オンラインで手軽に商品が買える時代に、わざわざ店舗まで出向いて並んでまで商品を買う必要があるのか疑問に思う方もいるかもしれないが、またこのお店の接客を受けたいと思える最高品質の接客が味わえるならむしろお得なのかもしれない。
また、人気のショッパー(巾着袋)は店舗購入でしかもらえない。購入時に巾着袋にフレグランスミストを振ってくれるという粋な演出も店舗購入ならではの楽しみだ。
是非とも店舗に行ってイソップの接客を受けるというエンタメを楽しんで欲しい。
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