今回は、革小物好きにはたまらないブランド『JOLI ALL LEATHER ITEMS』と、実際に俺が購入した「ヌメ革のメガネケース」を紹介レビューする。
最近のイケてる革小物ブランドといえば、「エンダースキーマ」を思い浮かべる人も多いだろう。今回紹介する「ジョリオールレザー」も負けず劣らず、というか、個人的には今一番アツいブランドだと思っている。
まるで案件のような書き方をしているが、メンズリファインマガジンの知名度を考慮すると、もちろん案件ではない。
※【JOLI ALL LEATHER ITEMS】さん、もし読んでくださっていたら商品提供待ってます(笑)
『JOLI ALL LEATHER ITEMS』とは?
『JOLI ALL LEATHER ITEMS』はデザイナーの佐々木一茂さんが2012年に立ち上げたブランド。
学生時代、あるショップで見つけた靴がキッカケで靴作りに興味を抱き、自分も人の心を揺さぶる靴を作りたいという衝動に駆られた佐々木さんは卒業後、迷わず靴の道へ。
メーカーで靴づくりを1から学び、日本の靴づくりの現場でデザイン、生産のノウハウを学び、2010年に独立。2012年、"JOLI ALL LEATHER ITEMS"が誕生した。
靴産業の集積地である「浅草」に拠点を構え、革靴の他に財布やキーケース、バッグなどの革小物、スニーカーのカスタム等も行っている。
ちなみに2021年1月現在は公式オンラインもしくは数店のセレクトショップでしか販売しておらず、直営店はない。
俺が『JOLI ALL LEATHER ITEMS』を知ったきっかけ
俺が『JOLI ALL LEATHER ITEMS』というブランドを知ったきっかけはインスタグラムの投稿だ。
最近はインスタグラムで「おすすめの財布5選」のようにアイテム紹介に特化したアカウントを頻繁に見かけるようになった。
中でも、佐藤篤さん(@atsushi19901222)という方のアカウントは綺麗な構成で見やすい上に、魅力的なアイテムばかり取り上げているから是非チェックしてみてほしい。
JOLI ALL LEATHER ITEMSの『ヌメ革眼鏡ケース』をレビュー
これが実物。ヌメ革の無垢な感じがたまらない・・!!
これを自分色に育てていくのが男のロマンなんだよなぁ(^^)
パッケージからしてお洒落
結構大きな段ボールで届いた。
この包みが”粋”な演出をしてくれる。ワクワクが止まらない。
今回はレザーのマスクバンドがおまけで入っていた。
中身はこんな感じ。
ギャランティーカードまでもが俺好み。痺れる。
無駄に染色しない、素朴さがとてもいい。
パッケージやタグは商品を取り出したらすぐに捨ててしまう存在ではあるが故に簡略化されていることが多い。こんなにこだわったパッケージが届くと、つい保管しておきたくなってしまう。
『JOLI ALL LEATHER ITEMS』のここが凄い!イチオシpoint!
革製のメガネケースだと、バッグなどにいれて持ち運ぶ時にメガネが潰れて折れてしまうんじゃないか、と正直心配だったが、杞憂だった。
スナップボタンを留めた時に指の圧でメガネが壊れてしまうのを防ぐ構造になっている。
実際に商品が届くまで知らなかったんだけど、この機能はすごい!!
このように、閉めるときにメガネが潰れないような工夫がなされている。
”ヌメ革”を選んだ理由
基本的に革製品は水には弱いし、カビは生えるし、何かと気を遣う。
特にヌメ革は汚れやすい上に油や水を吸いやすいので新品のままの美しさを保つのは不可能と言ってしまってもいい。しかし、それが良いのだ。
小傷や汚れを”味”として楽しめる、そんな大人になりたい。
10年後、このケースはどんな色になっているのだろうか?楽しみでしかたがない。
【JOLI ALL LEATHER ITEMS】の人気アイテム3選
今回俺が購入したのは、ヌメ革のメガネケースだが、実は【JOLI ALL LEATHER ITEMS】の人気アイテムは財布やキーケースだったりする。
そんなわけで、人気アイテムを3つリサーチしてきた。調べているうちに何度も誘惑に負けて購入ページに飛びそうになったのはここだけの話。それくらい、イケてる。
1位 『外がま口の二つ折財布2 ナチュラル』
人気すぎて生産が追いつかないのか、現在、公式オンラインショップでは在庫切れ。
正直、この財布に惹かれてこのブランドを知ったということもあって購入しようか非常に悩んだが、今使っている財布が壊れたわけでもないし、決して安い買い物でもないのでまだ購入には至ってない。
そのうち我慢できなくなって買うと思う(笑)
2位 『外がま口の二つ折財布1 ナチュラル』
1位のがま口財布と似ているが、若干デザインが違うし少し安い。
見れば見るほど欲しくなる・・・記事を書いている最中にポチりそうになった(笑)
ちなみに、「がま口の二つ折り財布2」と「がま口の二つ折り財布1」の違いは、収納できるカードポケットの数と、がま口のマチの大きさのみ。「がま口の二つ折り財布2」の方が一枚多くカードを収納でき、がま口のマチが多少広い。
3位 『鍵ケース ナチュラル』
やっぱり手頃な価格でベーシックな形のキーケースは人気みたい。
個人的にキーケースは嵩張るので使わない主義だが、このキーケースだったら使いたい。
ヌメ革のアイテムが人気みたい
1位から3位まで全てヌメ革のアイテムだった。
ちなみに、インスタグラムでは第10位まで発表されていたが、メガネケースはランク外だった(笑)
メガネ屋さんでもらえるケースではテンションが上がらない!
「そもそも、なんでメガネケースを買ったの?メガネを買ったらついてくるのに、、」と疑問に思う人もいるかもしれない。
たしかに、メガネを買った時にもらえるケースは、デカデカとブランドのロゴが入っていること以外は、耐久性があるし、安いし(そもそもおまけで貰えるから実質タダ)、使い勝手もいい。
しかし、使っていてテンションが上がらない。むしろ”私は量販店の格安メガネを使っていますよ感”が出てしまうから、人前で取り出しにくかったりする。
視力矯正のためのメガネは、視力が悪い人にとっては人生を共にする相棒のような存在。
そのメガネを入れるケースがダサいと毎日萎える羽目になる。逆に、メガネを取り出す度にお気に入りのアイテムに触れることができるなら、それ以上の幸せはない。
「革小物」は男のロマン
「革小物」は男のロマンだ。
よく聞く男の3大ロマンは・車・ウイスキー・葉巻だが、その中にもう一つ”革小物”も追加すべきだと思う。
そもそも、ロマンとは、”感情的、理想的に物事をとらえること”らしい。
- ただの移動手段でしかない車に”〇〇馬力”と、公道では絶対に必要のないパワーを求めるスーパーカー
- 何年にどこの地方で作られた〜とか微々たる差にウン万円の価値を見出すウイスキー
- カット方法から着火の手順、煙の吸い方までこだわる葉巻
どれも、無駄と手間を楽しむ嗜好品だ。
ポリエルテルやナイロンなど、安くて扱いやすくて丈夫な素材が沢山ある現代において、メンテナンスに手間がかかるうえに高価な”革小物”も嗜好品のひとつと言えるのではないだろうか。
「革小物」は男のロマンだ。