今回は、注目のブランド『ムーンスター(MOONSTAR)』について紹介していく。
『ムーンスター(MOONSTAR)』とは?
はじめに『ムーンスター(MOONSTAR)』の簡単なブランド紹介をしておこう。
『ムーンスター(MOONSTAR)』の創業は明治6年
ムーンスター(MOONSTAR)は、日本・久留米のシューズブランド。
創業は1873年で、同じくスニーカーで有名なコンバース社よりも35年以上長い歴史を持つ、老舗中の老舗。
『ムーンスター(MOONSTAR)』は学校の上履きが有名
「ムーンスター?どこかで聞いたことがあるな?」って人も多いと思う。その理由はこれ。
ムーンスターは学校の上履きなどが有名。俺も小学生の頃お世話になっていた。たぶん。
ヴァルカナイズ製法

https://kinarino.jp/cat1
現在は、高感度のセレクトショップで「ヴァルカナイズ製法」を用いたスニーカーを展開し人気を博している。
「ヴァルカナイズ製法ってなんやねん!」って人も多いだろうから一言でまとめると、「大変手間とコストがかかる、昔ながらの製法」。
さらにもう少し詳しく説明すると「めちゃめちゃ手間がかかるうえにコスパが悪いから廃れつつあるけど、接着剤を使用したスニーカーよりもしなやかで屈曲運動に強く、加水分解などの経年劣化にも強い製法」という認識で間違いない。
大量生産・大量消費に伴って生産効率を追求する現代において、この製法は徐々に姿を消して行き、今やこの製法でスニーカーを作れるシューズメーカーは国内で数えるほどしか残っていない。ムーンスターはその数少ない貴重な一社なのだ。
『ムーンスター(MOONSTAR)』はコンバースのハイエンドモデルも手がける
スニーカー好きなら周知の事実かもしれないが、コンバースのオールスターには”Made in Japanモデル”が存在する。(通常展開されているオールスターはインドネシアや中国、韓国製)
Made in Japanのオールスターは通常モデルの約2倍の価格で販売されている。(通常:6380円 / Made in Japanモデル:13200円)
このハイエンドモデルの生産を手がけているのがムーンスターなのだ。
MADE IN “KURUME”

(画像提供:MOONSTAR)
ムーンスターは、MADE IN “KURUME”を全力で打ち出している。これは、ムーンスターの工場が福岡の久留米市にあるから。
「デニムといえば児島」のノリで「日本のスニーカーといえば久留米」として認知してもらいたいという願いが込められているそうだ。
こういうエピソードが大好物の俺にとってはたまらないこだわりポイントだ。
妥協しない丁寧なものづくり

https://kinarino.jp/cat1
長年上履きを作ってきたムーンスターの強みは、学生が“毎日履いても壊れない靴”を作れること。
勤続何十年にもなるベテラン達が、ほとんどの工程を手作業で仕上げている。そんなシューズの作りが悪いわけがない。
熟練の手仕事でしか生み出せない、精巧で美しい”作りの良さ”がそこにある。
『ムーンスター(MOONSTAR)』 スニーカーの種類

https://www.moonstar.co.jp/product/menu_brand.html
ムーンスターには子供用の上履きから、高感度セレクトショップに卸すスニーカーまで、多数のラインナップがある。
今回はお洒落メンズがチェックすべき3つのラインに絞って紹介する。
FINE VULCANIZED
お洒落ムーンスターの王道ライン。
ヴァルカナイズ製法の技術を惜しみなく注ぎ込んだ、完成度の高すぎるスニーカー達が揃っている。
ちなみに、「FINE VULCANIZED」のラインの中に、さらに27種のモデルがある。
これだけあると選ぶのも一苦労。
魅力的なアイテムがありすぎて迷う。
最もベーシックなモデルがこの「LOW BASKET」。
こういうベーシックなモデルが一番合わせやすいし、履き心地がよかったりする。
SKOOLER
「SKOOLER」はスクールシューズをベースに、パターンや素材を見直すことで、現代のライフスタイルに向けたカジュアルシューズを打ち出しているライン。
イチオシは、ロングセラーの学生用革靴をベースにデイリーユースに落とし込んだレザーシューズ。
内羽根式のストレートチップなのに、丸っこいシルエットを取り入れていることで、ビジネス感を中和している。
外羽根式のカジュアル用レザーシューズはどこにでもあるけれど、フォーマルな内羽式で丸みを帯びている、普段使いを意識したレザーシューズは珍しい。これは良品。
810s (エイトテンス)
みんな大好き「メンズノンノ」でもよく取り上げられているのがこの「810s」シリーズ。
“厨房”や“病院”など、専門職向けの靴づくりで培ってきたノウハウを基に、機能性はそのままにデイリーユース仕様に再構築したプロダクトライン。コンセプトは「日々に“ちょうどいい”フィットウェア」。
ちなみに、「810s」という名前は、日本語の「腹八分目」から名づけられているらしい。
ニューバランスの高級ライン1400シリーズを彷彿とさせるカラーリングが特徴の「ET002 STUDEN GRAY」。
このカッコよさで税込5500円ってバグってないか?!値段設定ミスかな??(笑)
『ムーンスター(MOONSTAR)』のおすすめポイント
ここで、改めてムーンスターのおすすめポイントを復習する。それが以下3つ。
日本製で高品質なのに安い
技術力の高さと値段が釣り合ってないコスパの良さ。こんなにアンバランスなブランドは他にない。
優しい色使いと玄人好みのデザイン
優しい色使いが絶妙に良い。中間色というのだろうか、この色味は他ブランドではあまり見かけないし、手に入らない。
丁寧なものづくり
技術力の高さはもちろんなんだけど、「小学生が履く低価格な上履きも、お洒落なセレクトショップに並べられる高級スニーカーも同じだけ愛情を込めて一つ一つ丁寧に仕上げています。」という職人さんのインタビュー記事を読んだ時は本当に感動した。
”丁寧なものづくり”とはまさにこのこと。
『ムーンスター(MOONSTAR)』の履き心地とサイズ感 【コンバースと(ほぼ)一緒】
スニーカーを選ぶうえで重要な指標の一つに「履き心地」と「サイズ感」がある。
ムーンスターのスニーカーはどうだろうか?
今まで50足以上のスニーカーを履いてきた俺が、できるだけ分かりやすくレビューする。
検証には、実際に俺が履いていたモデル(上記写真)を使う。
『ムーンスター(MOONSTAR)』の履き心地
結論から言うと、履き心地はコンバースのオールスターと大差ない。コンクリートの質感を感じるし、ハイテクシューズのような弾力のある履き心地は皆無。
しかし、歩きにくいというわけではない。良くも悪くも特徴がない。
『ムーンスター(MOONSTAR)』のサイズ感
サイズ感はコンバースと比較してかなり大きい印象。
普段、コンバース、VANSやナイキ、アディダスのスニーカーは27.5cmを履いているんだけど、そのノリでムーンスターも27.5cmで試着してみたところ、デカすぎた。
感覚的なものになるが、28.0~28.5cmはありそう。
ムーンスターのスニーカーを購入するときは、いつも履いているスニーカーよりもワンサイズ落として試してみることをおすすめする。
試着は必須。
ちなみに『Amazonワードローブ』を使えば自宅に居ながら試着をしてサイズ感が合わなければ返品できる。これを使わない手はない。
『ムーンスター(MOONSTAR)』の人気・おすすめのモデル
ムーンスターのお洒落ラインの中でも売れ筋の人気モデル・おすすめモデルを3つ厳選して紹介する。
いろんなサイトを参考にまとめたんだけど、俺の欲しいモデルは一つもランクインしてなかった(笑)
とはいえ、これが世間の声らしいから、素直に受け止めよう。。
810s(エイトテンス)『ET003 HOSP(ホスプ)』
機能性と快適性を備えたナースシューズをデイリーユースに。
踏んでも履ける踵や低反発インソールを採用。リラックス感のあるバンドタイプ。
810s ET001 KITCHE(キッチェ)
厨房や食品工場で使われるキッチンシューズをデイリーユースに。
油や水に濡れた床面に吸い付くマルチストッパーソールや手入れが楽なアッパー素材を採用。
ミニマルに仕上げたコートタイプ。
810s ET002 STUDEN
学生用のグランドシューズをデイリーユースに。
踵をサポートするヒールカウンターや夜道での安全性を高めるセーフティブライト(反射材)を採用。上品な雰囲気にまとめたジョグタイプ。
【番外編】足袋(タビ)シューズ
人気ランキングには入っていないんだけど、ファッション好きならツボるであろうアイテムを発見したので番外編として紹介する。
それが、この足袋(タビ)シューズ。ファッション好きの間で”足袋(タビ)”といえば、Maison Margiela(メゾンマルジェラ)の足袋ブーツがあまりにも有名だけど、ムーンスターからも絶妙におしゃれな足袋シューズが販売されている。しかも、値段はMaison Margielaの10分の1以下。
ちなみに、久留米で誕生したヴァルカナイズ製法の地下足袋は100年以上変わらない日本独自の伝統的な履物で、このモデルは祭事に履く地下足袋をベースにしているそう。
俺が本気で欲しい『ムーンスター(MOONSTAR)』のスニーカー5選
さて、お待ちかね!
俺が本気で欲しいモデルを紹介していく!!
・・・このコーナーが書いていて一番楽しい(笑)
「5選って多くね?」って思われるかもしれないけど、これでも随分時間をかけて絞り込んだ結果なんです(汗)
魅力的なモデルが多すぎ。
SIDEGOA CHARCOAL
一つ目はこのベーシックなスリッポン。
同じようなスリッポンはユニクロやGU、VANSでもっと安く購入することができるけれど、チャコールという絶妙な色味と靴底までしっかり黒いという徹底ぶりに惚れた。
今履いているVANSのチェッカーフラッグを履き潰したらこいつをポチるつもり。
カジュアルなアイテムでありながら、野暮ったさを微塵も感じさせないこの綺麗なシルエット!美しい。
ALW SIDEGOA BEIGEBLACK
2足目は全天候型のサイドゴアブーツ。
キャンバス地のアッパーにラバーを貼り合せることにより、晴天の時はもちろん、雨天など足元の状態が悪い場面でも気にすることなく履くことができる仕様となっている。
カラーはオールブラックと迷ったんだけど、オールブラックは”ゴム長靴感”が強めに出そうだからベージュブラックを選んだ。
少し前に記事にしたけど、サイドゴアブーツはいつか欲しいと思っているから、ムーンスターのサイドゴアブーツも視野に入れている。
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ET002 STUDEN GRAY
3足目は学生用のグランドシューズをデイリーユースに落とし込んだ「STUDEN」のグレー。
踵をサポートするヒールカウンターや夜道での安全性を高めるセーフティブライト(反射材)を採用し、上品な雰囲気に仕上がっている。
何より、「ニューバランス1400」に似たカラーリングっていうのがツボ。
そして、ビビるくらい安い。脅威の税込5500円。
野暮ったい感じが逆にお洒落に見える類稀なる逸品。
「この価格ならポチってしまおうかな?!」とこの記事を書きながらずっと考えている(笑)
ET005 MARKE WHITE
4足目はレインブーツ。
これほどまでに作業用ゴム長靴をお洒落に打ち出したブランドが他にあるだろうか?・・いや、ない。
このスタイリッシュさなら、雨の日も気にせず、むしろドヤ顔で代官山のメインストリートを闊歩できる。
こんなにスタイリッシュなブーツが6600円だと誰が想像できるだろうか?まさかのまさか。
SK STIP BLACK
最後はプレーントゥのドレスライクな革靴。
ロングセラーの学生用革靴をベースにデイリーユースに落とし込んだレザーシューズ。カジュアルから冠婚葬祭まで幅広いシーンで使える一足に仕上がっている。
内羽式&ストレートチップなのに丸みを帯びているおかげで、”間違えて休日なのに会社用のビジネスシューズ履いて来ちゃった感”が出なくてすむ。
ちなみに、今回紹介した5選の中では、税込22000円と最も高額。とはいえ、質の良い革靴を作ろうと思ったらこれくらいの値段になってしまうのはある意味当然なのかもしれない。
『ムーンスター(MOONSTAR)』スニーカーの試し履きができる関東圏の実店舗一覧
ムーンスターのシューズは全国各地の取扱店で試すことができる。
取扱店は下記の「公式サイト・ショップ検索ページ」から探せる。
公式HP店舗検索ページ
https://www.moonstar.co.jp/shop/
これはムーンスターに限らずではあるが、スニーカーを買う際は必ず実店舗で試着することをおすすめする。
ネット限定のモデルであったとしても、似たモデルを探してサイズ感を確かめに店舗に足を運ぶべき。
面倒くさいかもしれないけど、購入後、長きを共にするであろう”パートナー”を選ぶにあたってフィット感の確認を怠るべきではない。
『ムーンスター(MOONSTAR)』のオンラインサイト
今回紹介したモデルは全て下記のサイトで購入できる。ホームページはとても綺麗で、購買意欲を掻き立てられる。もっと流行るべき(笑)
ムーンスター公式オンラインサイト
『ムーンスター(MOONSTAR)』のスニーカーはどんな人におすすめ?
今回は、日本が世界に誇る最高品質のシューズブランド「ムーンスター(MOONSTAR)」を紹介した。
特に今回特集した「FINE VULCANIZED」「SKOOLER」「810s」シリーズは、お洒落玄人が唸る、玄人好みのシューズが揃っている。
シンプルでベーシックなデザインに独自の機能性を付け加えたムーンスターのスニーカーは、みんなが履きがちなコンバースや無印良品よりもさらに一歩踏み込んだお洒落がしたい人にとって最高のパートナーとなるだろう。