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身長が盛れる!厚底コンバースオールスター(ハイカット)を購入レビュー【履き心地&サイズ感】
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スニーカー界のド定番「コンバース オールスター」にはいくつか種類がある。
これまで、手頃な値段で買える現行のオールスター、海外版のct70(復刻版オールスター)を履いてきたが、まだ手を出していなかったオールスターがある。それが、今回購入した『日本製(メイドインジャパン)のオールスター』だ。
この記事では、『コンバース オールスター メイドインジャパンモデル』の特徴と、実際に現行オールスター、ct70を履き比べて感じた、率直な感想を述べていく。
『CONVERSE ALLSTAR MADE IN JAPAN(コンバース オールスター メイドインジャパン)』の特徴
『CONVERSE ALLSTAR MADE IN JAPAN(コンバース オールスター メイドインジャパン)』の特徴は以下通り。
『コンバース メイドインジャパン』は日本製(当たり前)
その名の通り、メイドインジャパンモデルは日本製。
日本が誇る靴メーカー「ムーンスター」が生産を担当している。
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日本製のコンバースは"クリーム色のラバーソール"
ヴィンテージ好きにはたまらない仕様だと思う。俺は青みがかった真っ白のソールよりも、暖かみのあるクリーム色のソール方が好き。
また、クリーム色のソールは、真っ白のソールに比べて、汚れが目立ちにくいというメリットがある。
日本製のコンバースは"コットンシューレース靴紐"
メイドインジャパンモデルはコットン製のシューレースを採用している。(現行モデルのシューレースはポリエステル製)
見た目に高級感が出るのはもちろん、化学繊維を使ったシューレースよりも解けにくいというメリットがある。
インソール部分に「Made in Japan」の刻印
メイドインジャパンモデルはインソール部分に赤文字で「MADE IN JAPAN」の文字が刻印されている。(通常モデルはもっと地味な刻印)
これは完全に見た目の好みの問題だが、俺は好き。日の丸の赤が採用されたロコデザインはカッコいい!
日本製のコンバースは"キャンバス生地が丈夫"
よくあるレビューで見かけるコメントでは「通常モデルとは違い、上質なキャンバス素材が使用されています。」と書かれているが、具体的にどこがどう上質なのか伝わりづらい(笑)
実際に触り比べてみると、メイドインジャパンモデルの方が、通常の現行モデルよりも若干、キャンバス素材に厚みがある。
確かに上質で丈夫な素材を使っているが、街で履いている際に他人から見て分かるような違いではない。
日本製のコンバースは中敷きインソールのクッション性が良い(らしい)
コンバースのオールスターといえば、アスファルトの地面を直で感じられるソールの薄さがウリ。
メイドインジャパンモデルは、若干ソールのクッション性が向上している(らしい)
通常モデルに比べて多少なりとも履き心地は改善されている(らしい)
『CONVERSE made in Japan』は箱が違う
正直、箱に関しては、中身を取り出したら用済みだからどうでもいいっちゃいいんだけど、こだわる人には嬉しいポイントなんだと思う。
『コンバース オールスター メイドインジャパン』のサイズ感【サイズ選びのポイント】
サイズ感に関しては、既存サイトのレビューが参考にならなすぎるから、このブログの情報をぜひ参考にしてほしい。
ズバリ、サイズ感はかなり大きめ。
間違えて普段の感覚で購入してしまうと後悔するので、このパートは絶対に読んでほしい。むしろこのパートさえ読んでくれればそれでいい(笑)
他社スニーカーと『日本製コンバース』のサイズ比較
他社スニーカーとサイズ感の比較をするためにできるだけ多くのサンプルを用意した。
- 【CONVERSE】メイドインジャパン オールスター:27.0cm
- 【CONVERSE】現行モデル:27.5cm
- 【CONVERSE】ct70:27.0cm
- 【CONVERSE】ワンスター:27.5cm
- 【NIKE・エアフォース1】:27.5cm
- 【adidas】ピュアブースト:26.5cm
- 【VANS】オールドスクール:27.5cm
- 【VANS】スリッポン:27.0cm
- 【PUMA】RSX:27.5cm
- 【SAUCONY】ジャズ:27.5cm
- 【HOKA ONEONE】ボンダイ6:27.5cm
俺がよく履くスニーカー10種類とメイドインジャパンのサイズ感を比べてみた。
基本的に27.5cmを履いているんだけど、メイドインジャパンに関しては27.0でも若干大きいくらいだった。
たぶん26.5cmでも履ける。
『日本製のコンバース』と『現行(通常)オールスター』の違い
【デザインの違い】『日本製のコンバース』と『現行(通常)オールスター』
細かい違いにはなるが、メイドインジャパンのオールスターは現行オールスターに比べて全体的に、特にトゥ(つま先部分)が細く作られている。
これによって、より上品でドレッシーな印象を与えることができる。
【質感•素材の違い】『日本製のコンバース』と『現行(通常)オールスター』
現行オールスターはペラペラのキャンバス生地なのに対して、メイドインジャパンのオールスターには目の詰まった上質なキャンバス生地が使われている。
目の詰まった上質なキャンバス生地が使われていることで、「グニャグニャして履きにくい・・」というキャンバス製のハイカットスニーカー独特の悩みが解消されている。
【サイズ感の違い】『日本製のコンバース』と『現行(通常)オールスター』
サイズ感は現行モデルとメイドインジャパンモデルで0.5センチほど差がある。メイドインジャパンモデルの方が大きめに作られているから、現行モデルのノリでサイズを選ぶと失敗する。
【価格の違い】『日本製のコンバース』と『現行(通常)オールスター』
現行オールスターは税込6380円。メイドインジャパンのオールスターは税込13200円。実にその価格差は6820円!
なんとメイドインジャパンのオールスターを1足買う値段で、現行オールスターなら2足買えてしまう。
【販売店舗の違い】『日本製のコンバース』と『現行(通常)オールスター』
現行オールスターなら全国各地の靴屋・ABCマートで取扱があるのに対して、メイドインジャパンのオールスターはビームスやABCマートの中でも一部の大型店でしか取扱がない。
手に入れやすさは現行オールスターの方が圧倒的に高い。
【製造国の違い】『日本製のコンバース』と『現行(通常)オールスター』
現行オールスターはインドネシア or ベトナム or ミャンマーで製造されている。
メイドインジャパンのオールスターは日本屈指のスニーカーの産地”久留米”で製造されている。
【耐久性の違い】『日本製のコンバース』と『現行(通常)オールスター』
現行オールスターとメイドインジャパンオールスターの決定的な違いは耐久性。
日本の丁寧なものづくり技術で製造されたメイドインジャパンオールスターの耐久性は凄まじい。
具体的には、ヴァルカナイズ製法(加硫製法)という、手間のかかるスニーカーの原点にして頂点と言われる製法で作られている。
『日本製のコンバース』と『ct70』の違い
【デザインの違い】『日本製のコンバース』と『ct70』の違い
ct70(チャックテイラー)とメイドインジャパンオールスターを比較する上で真っ先に目につくのはソールの色合い。
ct70(チャックテイラー)はツヤのあるヴィンテージ調のクリーム色のソールで、メイドインジャパンオールスターはマットな質感で色合いもホワイトに近い。
【質感•素材の違い】『日本製のコンバース』と『ct70』の違い
素材の質は正直大差ない。どちらも上質なキャンバスが使われている。
シューレースに関しても、両者共に上質なコットン製。
【サイズ感の違い】『日本製のコンバース』と『ct70』の違い
ct70(チャックテイラー)は現行オールスターとほぼ同じサイズ感。メイドインジャパンのオールスターは大きめに作られている。
【価格の違い】『日本製のコンバース』と『ct70』の違い
ct70(チャックテイラー)の国内流通価格は11000円〜16800円。メイドインジャパンオールスターは13200円。両者の価格は大差ない。
【販売店舗の違い】『日本製のコンバース』と『ct70』の違い
そもそもct70(チャックテイラー)は、日本国内で正規販売はされていない。これは、ライセンス問題が絡んでいて複雑だから今回は触れない。
【製造国の違い】『日本製のコンバース』と『ct70』の違い
ct70(チャックテイラー)は中国orベトナム製。
メイドインジャパンモデルはその名の通り、日本製。
【耐久性の違い】『日本製のコンバース』と『ct70』の違い
耐久性に関しても、互角で両者共に高い。
むしろ、現行オールスターの耐久性が低すぎるのかもしれない。
日本製コンバースと『通常モデル』と『ct70』の履き心地を比較!
せっかく3モデル揃っているんだから履き心地も比較したい。
ナイキ資本が入っている海外企画の「ct70」の履き心地がとても良いのは言うまでもないが、肝心なのはメイドインジャパンモデルと現行モデルの履き心地に差があるかどうか。
「現行(通常)オールスター」の履き心地
おそらく履いたことない人の方が珍しいだろうから、あえて言うまでもないがインソールのクッション性が皆無。アスファルトの地面の質感を感じることができる。
「ct70」の履き心地
「ん?本当にこれはコンバースのオールスター??」と衝撃を受ける履き心地の良さ。インソールのクッション性がとても良い。低反発クッションの上を歩いているみたいな感じ。
「メイドインジャパン」の履き心地
想像以上に期待ハズレ。現行モデルのオールスターと大差ない。目隠しして履き比べしたらたぶん判断できない。
ネットの記事に溢れかえっている履き心地レビュー、絶対に実際に履いたことない人が書いてるだろ・・・
履き心地は『ct70』が優勝!
比較前からなんとなく予想はしていたけど、やっぱり履き心地は「ct70」が圧倒的に良い。インソールのクッション性が段違い。
現行オールスターとメイドインジャパンモデルは履き心地はほぼ変わらない。
『日本製のコンバース(ハイカット)』のイマイチな点
「男のロマン」というべき「コンバース オールスター メイドインジャパンモデル」だが、イマイチな点もある。
『メイドインジャパン』は価格が高い
通常(現行)モデルが安すぎるが故なんだけど、どうしても2倍以上の値段がするメイドインジャパンモデルは高く感じてしまう。
ちなみに、日本未発売のハイエンドモデル「ct70」は国内流通価格が13,000〜16,800円くらいなんだけど、海外で買うと一万円ほど。メイドインジャパンモデルの定価はct70と比較しても高い。
身長が盛れない
周知の事実だが、コンバースのオールスターは身長が盛れない。
例えば、ホカオネオネ「ボンダイ6」のヒールの高さは5センチほど。対して、メイドインジャパン「オールスター」のヒールの高さは1.5センチほど。圧倒的に盛れない。
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身長が盛れる!厚底コンバースオールスター(ハイカット)を購入レビュー【履き心地&サイズ感】
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履き心地はローテクスニーカーのそれ
良くも悪くも、履き心地はローテクスニーカーのそれ。要するに、たいして良くない。
NIKEやadidasのスニーカーの履き心地に慣れている人からしたら、「固くて疲れるな・・」と感じるはず。
ハイカット故に履くのが手間
これはメイドインジャパンモデルに限った話ではないんだけど、久しぶりにコンバースのオールスターを履いたことで、改めてキャンバス製ハイカットスニーカーの着脱の手間を感じたから記載した。
同じハイカットでも、レザーブーツならアッパーがしっかりしているため「ふにゃふにゃ曲がって履きづらい!」なんてことはない。
コンバースのオールスターを履くには、シューレースを緩めて、アッパーのふにゃふにゃと戦いながら足を突っ込み、再度シューレースを縛り上げるという超めんどくさい作業を乗り越えなくてはならない。
『日本製コンバース』の取扱店はどこ?試着するには?
「メイドインジャパン オールスター」のサイズ感が「とても大きい」ということは先述の通り。基本的に一度試着してから購入することをおすすめする。
BEAMS(ビームス)や「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」などのセレクトショップで取扱があるから、試着してみてほしい。
もし、「セレクトショップで試し履きするのはちょっとハードルが高いな・・」と感じる人は、(都内にアクセスが可能な人なら)渋谷や原宿のABCマート(大型店)でも取扱があるので、足を運んでみてほしい。
オールスターの『メイドインジャパンモデル』はロマンを追求したい人におすすめ!
コンバース オールスターのメイドインジャパンモデルは”ロマンを追求したい人”におすすめ!
正直、ネットの薄っぺらいレビュー記事に溢れているような「ふかふかな履き心地!」はないけれど、上質な素材を使って昔ながらの手間暇がかかる製法で仕上げたメイドインジャパンのオールスターはまさに男のロマン。
パッと見でアピールできるようなブランド力はないけれど、上質なものをさりげなく履きこなす大人の余裕を楽しみたいなら買って損はないと思う。
現行オールスターが2足買えてしまう値段ゆえに躊躇する人も多いかもしれないが、少なくとも俺は購入して非常に満足している。
高いものにはそれだけの理由がある。迷ったらとりあえず手を出してみると、新しい世界が見えるかもしれない。
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