今回は俺が9年間使っている最強のヘアアイロン『ADST(アドスト)DS』について紹介する。
どの記事よりも詳しく、そして愛を込めて書いたから購入を検討している人は是非読んでほしい。
俺と『ADST(アドスト)DS ヘアアイロン』の出会い
俺と最強のヘアアイロン『ADST(アドスト)DS』の出会いは今から9年前、俺が中学3年生だった頃まで遡る。
『ADST(アドスト)』に興味を持ったきっかけは、行きつけの美容室で縮毛矯正をした時に美容師さんが使っていたのをみて憧れを持ったことからだ。早速調べてみるも、なんと価格は2万円超え。
それでもなんとかお金を工面してAmazonで購入した。
Amazonでの初めての買い物が『ADST(アドスト)』のヘアアイロンだった
上記の画像はAmazonの注文履歴のスクショ。注文日が2013年1月になっていて、時の流れる早さに驚いている。
ちなみに、この『ADST(アドスト)DS』がAmazonでの初めての買い物だった。震える手でiPodtouchの注文画面をポチったのが懐かしい(笑)実に感慨深い。
『ADST(アドスト)』のヘアアイロンとは?
『ADST(アドスト)』は株式会社ハッコーという日本の会社が制作しているヘアアイロンのブランド名。
ハッコーは「ヘアーアイロン」のパイオニア
1962年設立の同社は、なんとヘアアイロンのパイオニア!
60年代当時は今の”ヘアアイロン”という概念はなく、美容師さんがニクロム線と濡れタオルで温度を調節しながら使用していたそう。意味が分からないレベルで使いにくそう(笑)
そのありえないくらい使い勝手が悪い状態を打破するため、株式会社ハッコーが開発したのがセラミックヒーターとIC回路で温度制御ができる現在のヘアーアイロンだった。
『ADST(アドスト)』ヘアアイロンの最新ラインナップは5種類
『ADST(アドスト)』ヘアアイロンの最新ラインナップは5種類だ。
ヘアアイロン界のレジェンドは今尚、業界の最前線で活躍している。
『ADST(アドスト)DS』と『ADST(アドスト)DS2』の違い
『ADST(アドスト)DS』と『ADST(アドスト)DS2』の違いは2つだけ。
- 上部プレートの表面に施されたプレッシャーサークル
- カラーリング(DS2はオレンジ色)
ぶっちゃけ違いはプレートの溝の形だけ。ちなみに、『ADST(アドスト)DS2』はプレッシャーサークルに髪が引っかかるという口コミもあったんだけど、俺はそんなに感じなかった。
『ADST(アドスト)DS』と『ADST(アドスト)DS2』の違いはほぼ無いと言って良いと思う。
カラーリングが好みな方を選んでほしいが、特にこだわりが無ければ価格もほぼ変わらないから最新版の『ADST(アドスト)DS2』を選べばいいと思う。
基本、ガジェットの類は最新版の方が性能が良いのが世の常。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の最大の特徴は「バイコート加工」のプレート
『ADST(アドスト)』の最大の特徴は「バイコート加工」のプレートを採用していること。
若干黄みがかった独特の輝きを放つバイコートプレートは他では味わえない滑らかさを実現する。
具体的なバイコート加工の特徴は下記。
- 高硬度で傷がつきにくい
- 高い寸法安定性
- 優れた非粘着性
- 長寿命
- 優れた耐圧性
良いこと尽くめのバイコート加工だけど、一般的な安価なヘアアイロンではコストの関係で採用されていない。
バイコート加工されていないヘアアイロンでも十分に使えるんだけど、バイコートプレートにしか出せないツヤと滑らかさがあるから一度使うと他のアイロンが物足りなく感じてしまう。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の使い方と効果
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の使い方と効果について解説する。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の使い方
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の使い方は特に難しいことはない。
一般的なヘアアイロンと同じように電源を入れて温度の設定をするだけ。
ただ、一般的なヘアアイロンと比べ物にならないくらい温度上昇が早くて正確だ。「5℃単位」で調節できる。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の効果
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の効果だが、マジで一発で髪が思い通りになる。
一発で真っ直ぐになるし、一発でカールがつく。
流石に効果高すぎて温度設定を間違えたかと思ったことが何度もあるが、130℃くらいだった。低い温度でもしっかりとクセ付けできるのが『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の凄いところ。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は髪が傷まない?
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は髪が傷まないと思っている人がいるが、それは違う。
正しくは、「傷みにくい」だ。
そもそもヘアアイロンの仕組み上、高温で髪の形を変えているため完全に傷まないなんてことはありえない。しかし、『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は他のヘアアイロンに比べて髪へのダメージが少なくて済む。
熱を拡散するスチームドレイン構造、バイコート加工のプレートで滑りをよくすることによる摩擦のダメージ軽減効果によって驚くほど髪の傷みを最小限に抑えることができている。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』はプレートの噛み合わせが凄い
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』はプレートの噛み合わせが凄い。
「ヘアアイロンの噛み合わせなんて気にしたこともない」って人は多いはず。
実はこの「噛み合わせ」もアイロン選びの大事なポイントなんだ。プレートの噛み合わせが良いことで挟んだ髪に均等に圧をかけることができ、均一にクセを伸ばすことができる。
神は細部に宿る
家電量販店で売っている安いヘアアイロンを見てみてほしい。驚くほど噛み合わせが悪くて隙間ができているのが分かるはず。
こういう細かい所にこだわっているのが『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の凄いところ。
神は細部に宿るとはまさにこのことだ。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』はフェルトガードのパイオニア
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』はフェルトガードのパイオニア。
「フェルトガード」はヘアアイロンの周りに貼り付けて火傷を防ぐ役割を持っている。
今でこそ色んなメーカーが取り入れている機能だけど、このフェルトガードを取り入れたヘアアイロンの元祖は『ADST(アドスト)』なんだ。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は温度上昇が爆速
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は温度上昇が爆速だ。
具体的には、電源を入れてから160℃に到達するまで60秒。
一般的なヘアアイロンに比べて『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の温度上昇スピードはかなり早い。
特に忙しい朝にはありがたい仕様だ。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は頑丈で壊れにくい
『ADST(アドスト)』 のヘアアイロンは頑丈で壊れにくい。
9年間一度も壊れていない
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の耐久性は異次元。9年間一度も故障せず現役バリバリで使えている。
9年間使っている俺が言うんだから間違いない(笑)
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は最も使われている業務用ヘアアイロン
さらに『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は現場の美容師さんが縮毛矯正用に使うことが多いヘアアイロンとしても有名だ。
元々『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は美容室専売品だった。今はAmazonや楽天などのネット通販で買えるようになったけど、一昔前までは美容室を通してでしか買えなかった。
業務用ドライヤーで一番有名なのは「Nobby(ノビー)」だが、業務用ヘアアイロンで一番有名なのは『ADST(アドスト)』だ。
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【唯一のデメリット】『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は値段が高い
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の唯一のデメリットは値段が高いこと。
家電量販店で売っている一般的なヘアアイロンが1万円未満で買えるのに対して、『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は3万円を超えてくる。
一度買ってしまえば長いこと使えるから、安物を何度も買い換えるよりもよっぽどコスパが良い。とはいえ、値段の高さ故に購入ハードルが高いのも事実。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』は偽物(模倣品)が多い
「偽物」というとちょっと乱暴な表現だが、『ADST(アドスト) ヘアアイロン』はその画期的なデザインセンスに目をつけた他のメーカーがデザインを真似しているパターンが非常に多い。
本物の『ADST(アドスト) ヘアアイロン』が3万円超えと超高額であることもあって、”似て非なるもの”を本家よりも安く販売しているメーカーがあとをたたない。
楽天やAmazonを細かく探せば粗悪な偽物が出回っていることもあるんだけど、流石にこの記事で偽物を紹介するわけにもいかないから「似て非なるものだけど、ある程度使えそうな模倣品」を3つほど紹介する。
ADST(アドスト)に似ているヘアアイロン『Nobby ヘアーアイロン NBS500』
業務用ドライヤーで有名な「Nobby(ノビー)」から出ている『ADST(アドスト) 』にそっくりなヘアアイロン。
価格は7,000円前後と、『ADST(アドスト) 』の1/4以下。
若干プレートが安っぽいのが気になるが、フェルトガードの感じは『ADST(アドスト) Premium DS 』にそっくりだ。
ADST(アドスト)に似ているヘアアイロン『Onedam ワンダム ヘアアイロン』
こちらも『ADST(アドスト) 』を買えない人のための模倣品としてかなり有名なアイロン。
デザイン自体は現行の『ADST(アドスト) Premium DS 』シリーズより一世代前の『ADST EX』を真似ているっぽい。
ADST(アドスト)に似ているヘアアイロン『アズスタイル ヘアアイロン』
今回紹介する中では最も価格が高い『ADST(アドスト) 』の模倣品。
似てはいるものの、本家のデザイン性には敵わない。
本物の『ADST(アドスト) ヘアアイロン』と偽物(模倣品)の見分け方
本物の『ADST(アドスト) ヘアアイロン』と偽物(模倣品)の見分け方は簡単だ。
見分け方は「プレートに溝があるかないか」と「色合い」だ。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』には水蒸気を逃がすための「スチームドレイン」という溝が付いているが、偽物(模倣品)には付いていない。
また、旧版の『ADST(アドスト) EX』には「スチームドレイン」がないからちょっと見分けにくいが、色合いや温度調節部分のデザインを見れば一発で見分けがつく。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の正規品(本物)はAmazonや楽天で買える
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』の正規品はAmazonや楽天で買える。
たまに10,000円〜と極端に安い『ADST(アドスト)』が出品されていることがあるが、中古品でもない限りその値段で売られていることはないので偽物だと思ってもらって差し支えないだろう。
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』にはスリムタイプが存在する
『ADST(アドスト) ヘアアイロン』にはスリムタイプが存在する。
通常の『ADST(アドスト) ヘアアイロン』のプレート幅は25mmだが、スリムタイプは19mmだ。
美容師さんが髪が短い男性の縮毛矯正をする際に重宝されるようだが、一般人が選ぶ必要はあまりない気がする。
2001年発売の『ADST(アドスト) EX』もまだ現役
俺が『ADST(アドスト)』の存在を知ったのは行きつけの美容室がきっかけであることは先述のとおりだが、実はその美容室で使っていたのは現行の『ADST(アドスト)DS』ではなく、『ADST(アドスト) EX』という一世代前のモデルだった。
ヤフオクで手に入れた『ADST(アドスト) EX』も健在
『ADST(アドスト) EX』は2001年に発売されたモデル。既に新品で購入することはできないが、当時の憧れを叶えたかった俺はヤフオクで『ADST(アドスト) EX』を購入した。
現行の『ADST(アドスト)DS』が発売されたのが2009年だから、少なくとも13年以上は経っているわけだがそれでも『ADST(アドスト) EX』はまだまだ現役で使えている。
この耐久性はまさに異次元。プロの現場で酷使されることを加味した設計に脱帽だ。
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これ1本あれば、ストレートヘアーはもちろん、パーマヘアーだって再現できる。今流行りのセンターパートヘアーのクセ付けも一発だ。
熱が均一に伝わるプレート設計にバイコート加工によるダメージ軽減効果、美容師さんが仕事で毎日使うことを想定して作られた圧倒的な耐久性、どれも素晴らしい。
中学3年生の俺は当時のお小遣いとお年玉を全額ツッコんで『ADST(アドスト)』のヘアアイロンを購入した。確かに一般的なヘアアイロンに比べたら高いけど、9年間故障せずに使えているし、安いヘアアイロンを何本も買い換えるより安く済んだのかもしれない。
最高の使い心地を味わいたいなら『ADST(アドスト)』のヘアアイロン一択だと思う。
これ以上に素晴らしいヘアアイロンに俺はまだ出会ったことがないし、これからも出会うことはないだろう。
9年前、勇気を出して『ADST(アドスト)』を買った俺の判断は正解だったと思う。