今回は俺が大ファンであるトーマスガジェマガ氏の著書「無駄の省き方」の書評を書いていく。

トーマスガジェマガ氏とは
ガジェマガのトーマスことトーマスガジェマガ氏は、俺が敬愛しているブロガー兼YouTuber。
キレッキレのトークと質の高い庶民派の生活改善情報を発信している。一癖も二癖もある人物で、歯に衣着せぬ物言いが気持ちいい。
基本的にはスマホを中心としたガジェットのレビューをしている。
スマホが好きで好きでたまらないようで、節々にスマホへの愛を感じるレビュー動画はわかりやすいしエンタメとしても面白い。
ガジェット紹介のみにとどまらず彼の人生経験から得た学びも発信していて、それがまた面白い。むしろ俺はそっちを楽しみにしている派だ。
上記の動画では月収280万を稼いだトーマス氏が悟りの境地に至っているわけをマシンガントークで面白おかしく語っている。
ここまでYouTuberとしての彼にフォーカスを当ててきたが、実はトーマスガジェマガ氏の本業はブロガーだ。
彼の運営するガジェマガ(https://2week.net/)には俺も多大な影響を受けている。むしろトーマスガジェマガ氏の影響を受けて俺はブログとYouTubeを開始した。
ブログのデザインから文章の構成まで、大ファンであるが故にパクれる限りパクっている。というのもトーマス氏自身がパクリを推奨しているんだ(笑)
「パクりは最速の成長法」なんて斬新すぎると思ったが、よくよく考えたら「学ぶ」の語源が「真似る」であることからも、真似が最も効率の良い成長法であることは明らかだ。
そんなわけでトーマスガジェマガ氏は俺が最も影響を受けている人物のうちの一人だ。
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トーマスガジェマガ著「ムダの省き方」を読んだ感想
結論、新たな気づきがあったし読んでよかった。
俺はトーマスガジェマガ氏の大ファンでブログもYouTubeも隅から隅までチェックしている。
そんなわけで正直、これまでの集大成として書かれた今回の本は俺にとって新鮮な情報は無さそうだし買うか迷った。
実際、購入して読んでみると8割の情報は彼のYouTubeとブログに書いてあることのおさらいで目新しいものはなかった。しかし、残りの2割の情報を得られただけでも十分に一読の価値はあったと思っている。
「隣の芝は永遠に青い」
彼曰く、「なにをしてもいいし、なにもしなくてもいい」とのこと。重要なのは自分が何をしたいかであって、自分が何もする必要がないと感じているなら、なにもしなくていいという話。
他人と比較して無理やり物事を進めなくても良い。彼の「隣の芝は永遠に青い」という言葉はこの世の真理を突いていると思う。
その他にも「うん、うん」と何度も首が外れるくらい共感できる箇所があって、届いたその日のうちに読み切ってしまった。
トーマスガジェマガ著「ムダの省き方」の要点
ここからはトーマスガジェマガ著「ムダの省き方」の要点を各章ごとに抜き出して書き出していく。
もちろんこの他にも名言の数々が詰まっているんだけど、俺はこの言葉に惹かれたって話。
序章 継続しなかったからこそ今がある
苦しいこと、苦手なことから逃げ続けた結果、トーマスガジェマガさんは現在の「ブロガー&YouTuber」という彼にとっての正解にたどり着いた。
「人は好きなことでしかポテンシャルを発揮できない」というのは本当だと思う。嫌いなことで成果を出すことは難しいし、何より苦しい。逆に好きなことなら楽しいからいくらでも色々工夫できるし継続できる。
現在のトーマスガジェマガさんの年収は2,000万円を超えている。この事実は「継続しなかったからこそ今がある」という考え方が有益であることの証左であると言えるだろう。
第1章 節約とストレスはトレードオフ
無理な節約で溜まったストレスは必ずどこかで浪費として発散することになる。この章では我慢しない4つの節約方法について解説している。
特にサブスク契約の見直しは今日すぐにでもやってほしい。”使っていないが故に忘れてたけどしっかり月額費用は取られている”なんて事態に陥らないように是非とも見直してみてほしい。
第2章 自分の時給を意識しながら生活する
第2章ではとにかく「ムダな時間」を減らすことを推奨していて、その具体的な方法をまとめている。
極端な話、時給1200円なら30分は600円の価値があるし15分は300円の価値となる。ウーバーイーツを頼む際に手数料200円で往復15分の移動時間を削減できるなら100円の儲け、という考え方ができるようになる。
第3章 時間とお金を失わないために「健康」を維持する
体調を崩すということは「体調不良で動けなくなった時間 × 自分の時給分」の損失を出すことに等しい。つまりお金を失っているのと同じ、というのがトーマスガジェマガさんの教え。
これはちょっと極端な考え方で、自分の作業量が収入に直結するフリーランスに寄りすぎな気もする。しかし、会社員であっても体調を崩すと仕事に影響が出るしプライベートの時間も削られる。どのみち健康を維持することは大切だ。
この章では健康を維持するための具体的な5つの方法が書かれている。
第4章 物は使わずとも存在しているだけで我々の時間を奪う
どんなものでも所有する以上は管理の手間が発生してしまう。だから物が少ないほど自分の時間は増える。
我々の時間を容赦なく奪っている物の最たる例はスマホだ。現代社会においてスマホを捨てるのは容易ではないが、基本的に物は存在しているだけで時間を奪っていくから持ち物は極力減らしていくのがベスト。
”1年使わなかったものは捨てる”など、この章では物を減らすために必要な具体的なアクションが3つ書かれている。
第5章 「やりたいこと」を見つけられないのは「知らない」から
「やりたいこと」を見つけられないのは「知らない」からってのは当たり前なんだど案外見落としがち。牛丼を食べたくなるのは牛丼を食べたことがあるから。
やりたいことが見つからないなら自分から情報を取りに行く必要がある。
第5章ではトーマスガジェマガさんのオススメの情報源について3つ書かれている。そのうちの一つがオワタあんてなという2ちゃんねるまとめサイトなんだけど、これは俺も知らなかった。案外面白い(笑)
第6章 心地よくない誘いは断っていい
これに関しては既に俺は徹底している。俺は気乗りしない飲み会、遊びの予定は容赦なく切ってしまうタイプだ。(決して誘われないとかじゃない。うん。)
しかし多くの人にとって目から鱗の考え方かもしれない。特に日本人は周りの空気をを意識して行動しがち。
合理的に考えれば気乗りしない飲み会に行ってお金と時間をムダにするよりも家で缶ビールを飲みながらのんびりしている方がいいと分かっているんだけど、できない。
周りの目なんて気にしなくていいから気乗りしない誘いはガンガン断っていこう。そのうち断る手間もなくなる(誘われなくなる)
トーマスガジェマガ著「ムダの省き方」は大ファンこそ読むべき書物
トーマスガジェマガ著「ムダの省き方」は大ファンこそ読むべき書物だ。キリスト教の聖典が聖書、イスラム教の聖典がコーランならガジェマガの聖典は「ムダの省き方」。
冒頭でも話した通り、今回の書籍に関しては購入を迷っていた。
俺はトーマスガジェマガ氏の大ファンだ。彼のブログは隅から隅まで読み尽くしたし、YouTubeなんて何周したか分からない。
今回の書籍「ムダの省き方」は今までの集大成だと告知の段階からトーマスガジェマガ氏が公言していたから単純に情報が被っていたら勿体ないと思って買うか迷ったというのが本当のところだ。
それでも現在進行形で俺の人生に大きなインパクトを残してくれているトーマスガジェマガ氏初の著書だから記念に買っておくかと思って購入した。
結果、大満足だ。
新しい情報もあったし、何よりアーティストのファングッズ的な感覚で所有欲が満たされる。本をファングッズとか言っていると気持ち悪がられそうだけど俺は満足している。