今回は「デザイナーズマンションに引っ越そうとしてやめた理由」を俺の体験から書いていく。
リファインマガジンの読者にデザイナーズマンションに興味を持っている人がどれだけいるかは分からないけど、参考になれば嬉しい。
俺がデザイナーズマンションに引っ越そうと思った理由
そもそも、なぜデザイナーズマンションに引っ越そうと思ったのか?
今回俺がデザイナーズマンションに引っ越そうと思った理由は大きく分けて2つ。
- 稼ぎが増えたから
- 身近な友人が住まいのランクアップを始めたから
(ギリ家賃を払えるくらいには)稼ぎが増えたから
俺は昔からコンクリート打ちっぱなしの物件(いわゆるデザイナーズ)に憧れていて、実は2年前にも一度検討したことがあった。
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しかし、当時はSUUMOを眺めているだけで実際に行動に移すことはなかった。
なぜなら、当時の俺はお金がなかったから。
当時、新卒2年目だった俺の手取りは25万円ほど。
デザイナーズマンションの家賃相場は最低でも8万〜10万円で、もしデザイナーズマンションに住んでしまったら毎月「家賃」だけで40%が吹き飛ぶことになる。
流石に笑えない(笑)
幸いなことに、この2年で俺の稼ぎはわりと増えた。
まだまだ「余裕♫」ってわけではないけれど、ここらで「もう一度デザイナーズマンションへの引っ越しを検討しても良いのでは?」と思った次第だ。
身近な友人が”いい家”に住みはじめた
俺の身近な友人たちが住まいのランクアップを始めた影響も大きかった。
とある俺の友人は都内の高級住宅街に1DKの部屋を借りはじめたし、とある友人は都内の好立地にマンションを購入した。
「人は人、俺は俺!」と言い切りたいところなんだけど、やっぱり身近な友人たちが素敵な家に住んでいるのをみると「そろそろ俺も家をアップグレードしてもいいのでは?」と思ってしまう。
俺は学生時代から約6年間、今の家(1R / 家賃5万円)に住み続けている。
買い物には困らない便利な街だし、駅へのアクセスも悪くないから特別大きな不満はないんだけど、流石にもう少しアップグレードしてもいい気がしている。
実際にデザイナーズマンションを内見してきた感想
2年前に引っ越しを思い立った時は、「どうせ今の収入ではいい家が見つかったところで住めないし」と実際に不動産屋に行って内見したりはしなかった。
しかし、今はその気になれば家賃を払えるだけの体力もある。
行動しないといつまで経ってもモヤモヤするから、今回は実際に不動産屋に行って2つほど物件を内見してきた。
1軒目:THE・デザイナーズマンション
1つ目の物件は、まさに想像通りの”デザイナーズマンション”だった。
外観もコンクリート打ちっぱなしで、大きな窓が特徴。
室内もコンクリート打ちっぱなしで、無機質な空間がまさに俺の思い描いていたデザイナーズの雰囲気だった。
ただ、激狭だった。
13平米と、一般的な1Rマンションが20~25平米であることを考えても、狭い。とにかく狭い。
デザインは気に入ったけど、この狭さは正直、窮屈に感じた。
あと、トイレとシャワールームがガラス張りで透け透けなのも気になった。お洒落なんだけど、実際住むってなるとちょいと不便よなぁ。
2軒目:広々としたコンクリート打ちっぱなし空間
2つ目の物件は、1つ目の物件と比べると広くて、室内の雰囲気も明るく魅力的だった。
外観のお洒落さもさることながら、部屋の中が理想的な雰囲気すぎる。
お洒落照明の代名詞”シーリングスポット”と、コンクリート打ちっぱなしの壁!!
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キッチンまわりの無骨な印象と、無機質カフェみたいな空間がたまらなく好み。
ぶっちゃけ、テンションが上った。
20平米と、1つ目の物件と比べても快適な広さ。
俺が今住んでいる物件も20平米だから、少なくとも同じくらいの広さは確保されている。
大きな窓があるおかげで日当たりも良さそうだ。
俺がデザイナーズマンションに引っ越そうとしてやめた理由
特に2つ目の物件は俺の理想に近かったんだけど、一週間ほど迷った挙句、今回は引っ越さないことにした。
その理由が下記。
- 初期費用の負担がデカすぎる
- 今引っ越す必要性がない
- 広さを確保する方が快適になりそう
初期費用の高さにビビったから
まず初期費用の負担がデカすぎる。
見積もりを出してもらった結果、敷金礼金、保証会社費用、仲介手数料などもろもろで25〜45万円ほどかかることが分かった。
これはデザイナーズマンションに限ったことではないんだけど、住まいを変えるというのは一大行事になるっぽい。
引っ越しは現代の参勤交代と言ってしまっても過言ではないだろう。
もっと軽い気持ちで引越しを考えていたから、いざそれだけの費用がかかると知って正直ビビってしまった。
今引っ越す必要性がない
人は必要に迫られないと動けない生き物だ。そして俺はかなりその傾向が強いっぽい。
「お洒落で素敵な家だなぁ」と思っても、ぶっちゃけ今の家でそこまで不便を感じていないが故に積極的になれない。
「今の家もそこそこいいじゃん?何がそんなに不満なんだい?」と俺の中の俺が問いかけてくる。
俺は過去にベトナムに留学していたことがあって「紛争地かよ?!」と困惑するくらい古びた石造りのアパートに住んでいたことがある。
そのせいで、”住めば都論”が俺の中で確固たるものになってしまっているみたいだ。
おしゃれさ<広さ
身近な友人たちがいい家に引っ越したことも、今回の引っ越しを考えたきっかけなんだけど、実際に内見して思った。
「(壁の)お洒落さよりも、広さの方が重要なんじゃね?」と。
たしかにずっとコンクリート打ちっぱなしの壁に憧れはあるんだけど、実際に友人の広い家にお邪魔してみて「広さって大事だな」って思った。
作業部屋と寝室を分けることでオンオフの切り替えがスムーズにできそう。
しかも、コンクリート打ちっぱなし風の壁が好きなら「壁紙」を貼ればいいだけの話。Amazonや楽天で探せばいい感じの壁紙がすぐに見つかる。
大学生で上京してきてからはや8年。次に引っ越すタイミングで1Rを卒業したい。
今回俺が検討していた1Rのデザイナーズマンションと友人の1DKの広々としたマンションの家賃はほぼ同じ。
つまり、デザイナーズマンションは広さに対して家賃が割高なんだ。
今と同じ広さでちょいと壁がお洒落になっただけなのに家賃が倍以上になるのを俺は耐えることができない。
これが決定打だった。
迷ったら内見してみるのがおすすめ
今回は「デザイナーズマンションに引っ越そうとしてやめた理由」を俺の体験をもとに書いてきた。
「いつか引っ越したい」とモヤモヤして過ごすよりは、サクッと内見してみて自分にとってその選択肢が合っているのか探ってみる方がよっぽど生産的だ。
実際に内見してみた結果、俺は「今回は引っ越さない」という結論を出すことができた。
案内してくれた不動産さんにはちょいと申し訳ないけど、即決できるような代物でもないから許してほしい。
今の時代はSUUMOとかHOME'Sとか、いろんな不動産検索サイトが充実している。
しかし、ネットで見るのと実際にこの目で見るのでは実感値に雲泥の差がある。
オンラインが発達した今だからこそ、実際に足を運んでみることの大切さを思い知った。
迷ったら実際に内見してみるのがおすすめだ。
以上!また引っ越すことになったら記事にする。
『デザイナーズマンション(コンクリート打ちっぱなし)』に住みたいから本気で検討する
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