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【いつか欲しい】バイク、乗りたくね?【本気のシュミレーション】

2021年10月30日

今回は普通運転免許しか持っていない状態からバイクを購入して乗るまでに必要な工程を細かくシュミレーションしていく。

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【今なら買える】バイクは小さい頃からの憧れ

実はずっと前から俺はバイクに憧れている。

小さい頃に誰もが憧れたであろう仮面ライダーの乗り物、それが「バイク」だ。

俺が見始めた頃の仮面ライダーは既にバイクに乗らない仮面ライダーになりつつあったが、それでもカッコいいヒーローの乗り物は決まってバイクだった。

当時はこの乗り物に自分がまたがっている姿なんて想像もしなかったけど、大人になった今、その夢は明日にでも叶えられる夢になった。

都心での日常生活にバイクは不要

現在の俺は社会人2年目の23歳。

東京の中心部へのアクセスは電車で30分ほどの場所で一人暮らしをしている。

基本的に移動は電車。駅まで徒歩圏内だからバスはおろか、自転車すら使わない。日常生活を送るにあたってどう考えてもバイクは不要だ。

ほとんど原付きで事足りる

さらに俺は大学生の時に先輩から千円で譲り受けたホンダの「トゥデイ」という原付きを持っている。

ほとんど乗らないけど、捨てるのも勿体なくて毎年2,000円ほどの保険料を収めて維持し続けいてる。

原付きは維持費も安い(軽自動車税2,000円+2年8,850円)から大した負担にならないし、ガソリン代も安い上に小回りがきく。

高速道路に乗れないから長距離移動が難しいという欠点はあるものの、別に高速道路に乗って移動する機会がそもそもほとんどない。

徒歩+電車+バス+原付きがある現状、俺は何不自由なく生活することができている。

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趣味としてのバイクで十分

「バイクに乗りたい!バイクがほしい!」と思ってこの記事を書き始めたのに浮かんでくるのはバイクを買わなくていい理由ばかり。

そうじゃない。合理的な理由なんて要らないんだ。俺が乗ってみたいという衝動に駆られた、理由はそれだけで十分じゃないか。

そんなわけで、ここからは合理的な移動手段としてのバイクではなく、「趣味としてのバイク」という側面から実際にバイクを購入する際に必要な手続きをシュミレーションしていく。

バイクを購入する際に必要な手続き① 乗りたいバイクを決める

当たり前だが「このバイクに乗りたい!」というものがなければ始まらない。

ゴールを決めないとその道すじを立てることはできない。

『HONDA JAZZ(ホンダ・ジャズ)』

第一候補は「HONDA JAZZ」だ。

写真で見るとゴツいアメリカンタイプに見えるけど、実は50cc。つまり原付きと同じ排気量だ。

こいつの一番のメリットは原付きと同じ免許で乗れること。つまり普通運転免許を持っている俺は新たに免許を取得することなくバイク本体さえ手に入れてしまえば乗ることができる。

憧れのアメリカンタイプに超気軽に乗ることができる。

車で例えるとスポーツカーの見た目をしているけど軽自動車と同じ排気量の「S660」的なノリだ。

高コスパアイテムが好きな俺にはぶっ刺さった。

「HONDA JAZZ」の価格は中古で20万〜30万ほど。

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『カワサキ・ZZR1400』

第二候補は「カワサキ・ZZR1400」だ。

カワサキが2006年に発売した排気量1400ccのバケモノバイク。

このバイクを選んだ理由は単純明快で、俺が敬愛する「ガジェマガトーマス氏」の愛車だから。

憧れの人が乗っているバイクだから乗ってみたいと思うのは必然。

「カワサキ・ZZR1400」の価格は中古で70万〜100万ほど。

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『カワサキ NINJA(ニンジャ)』

第三候補は「カワサキ・Ninja」だ。

一言でカワサキのNinjaと言っても沢山種類がある。

具体的には排気量が250〜1000まで5段階もある。見た目の変化は大して大きくないから選ぶなら250ccかな。

「カワサキ・Ninja 250cc」の価格は中古で50万〜70万ほど。

デカいアメリカンタイプのバイク

第四候補はとにかくデカイアメリカンタイプのバイクだ。

かなり抽象的だが、原付きサイズの手頃なJAZZも良いけどやっぱり高速道路に乗れる厳ついバイクにも乗ってみたい。

写真は「スズキ・イントルーダークラシック」。なんとなく見た目が好みだからとりあえず選んでみた。

ちなみに「スズキ・イントルーダークラシック」の価格は中古で35万〜100万。個体数も多く価格もかなりバラけている印象だった。

下手したら「HONDA JAZZ」と大して変わらないんじゃないかとすら思う。見た目が厳ついバイクも案外お手頃価格なんだな。

バイクを購入する際に必要な手続き② バイクの免許を取る

乗りたいバイクが決まったら次にすべきは免許の取得である。

自分が乗りたい排気量に合わせてどの免許を取るべきかは決めていく必要がある。

普通自動二輪小型限定免許

https://www.8190.jp/start/license.html

普通自動二輪免許の枠内で、排気量が125ccまでに限定した免許。

原付との大きな違いは2人乗りができること。この違いはデカい。

普通自動二輪免許

普通自動二輪免許を取得することで400ccまでのバイクに乗ることができる。

250ccと400ccの違いは主に税金の違い。ややこしく見えるがバイクっぽいバイクに乗りたいならこの免許を取得する必要がある。

大型自動二輪免許

最後は大型自動二輪免許だ。

できないこと「なし」とかカッコ良すぎる。

「カワサキ・ZZR1400」に乗るなら取得は必須。

【AT限定】はどうでもいい

その他【AT小型限定】普通二輪免許、【AT限定】普通二輪免許、【AT限定】大型二輪免許というのがあるけれど、ぶっちゃけどうでもいい。

これらの免許は原付きスクーターのような「クラッチ操作が必要ではないバイク」にしか乗れない。選択肢が大幅に減るだけ。いらない。

バイクを購入する際に必要な手続き③ 購入店舗の選定

乗りたいバイクが決まって免許も取り終わったらいよいよバイクの購入に移る。

購入店選びのコツを行きつけの美容師さん(バイクが趣味のイケてるお兄さん)から聞いてきた。

1円でも安く買うならチェーン店

兎にも角にも安く買いたいならチェーン店で買おう。

個人店と比べると平均して1万〜3万ほど安く買えるらしい。大規模展開しているチェーン店ならではの価格による差別化ができる。

規模の経済は偉大。

アフターメンテナンスの良さで選ぶなら個人店

アフターメンテナンスの良さ、バイク仲間とのリレーションを築くなら個人店での購入がオススメだ。

チェーン店は良くも悪くもマニュアル化されているからサービス内容が機械的。対してチェーン店はサービスの良さは店によって大きく異なるものの、良いオーナーの店を見つけることができたらちょっとしたメンテナンスはタダでしてくれるし、バイク仲間のコミュニティを紹介してもらえたりする。

仲間とのツーリングがバイクの醍醐味というバイク乗りは多いし、そういったツーリング仲間はバイク好きが集まる個人店のコミュニティで生まれるから、そういった繋がりが欲しい人は多少高くても個人店を選ぶ価値はある。

バイクを購入する際に必要な手続き④ 契約・購入

欲しいバイク、購入するバイクショップが決まればいよいよバイクの契約だ。

契約時は「住民票(原本)」と「印鑑」が必要だ。

日本では1965年からヘルメットの着用が義務化されているから、ヘルメットなどの小物も必須。案外付属品にも金がかかる。

『乗り出し価格』に注意

更に気をつけなくてはいけないのが、その他の契約時にかかる費用だ。

バイクの購入時には「車両本体価格」とは別に、「納車整備手数料」「各種税金」「保険料」ショップによっては「メンテナンスパック」や「ロードサービス」といった費用が発生する。

これらは合わせて大体3万〜7万円が相場。

これらを合わせた総支払額を「乗り出し価格」と言う。バイクを購入する際には車両本体価格だけでなく、この乗り出し価格を加味した予算を用意する必要がある。

バイクを購入する際に必要な手続き⑤ 納車

諸々のめんどくさい手続きが終わったら後は納車を待つのみ。

大体契約から1週間、長いと1ヶ月弱かかる。時間がかかるねぇ〜

バイクの維持費と定期メンテナンスについて

バイクは購入して終わりではない。

乗っていなくても、バイクは所有しているだけでお金が消えていく。

バイクの維持費について

バイクの維持費はざっと下記の7項目。

  1. 自動車税(軽自動車税)
  2. 自動車重量税
  3. 自賠責保険(強制保険)
  4. 自動車保険(バイク保険)任意保険
  5. 車検費用
  6. ガソリン代
  7. 駐輪場代

バイクの維持費の概算

維持費の概算は下記。

コスパを考えると125cc超250cc以下のバイクは高速道路も利用可能で、車検がないから最適解だと思う。

  • 125ccまでのバイク
    年間の維持費=およそ12万円
  • 250cc以下のバイク
    年間の維持費=およそ14万円6千円
  • 400ccのバイク
    年間の維持費=およそ17万8千円
  • 750ccのバイク
    年間の維持費=およそ19万6千円
  • 1,000ccのバイク
    年間の維持費=およそ23万4千円

メンテナンスの予算も確保しておきたい

せっかく買ったバイクだ、心ゆくまで乗り倒したい。

当然、走行すれば消耗部品の交換やオイルの交換、不具合箇所の修理など、何らかのメンテナンスが必要となってくる。

特に外国車や絶版車など、パーツの供給ルートが整っていない車種でトラブルを抱えた場合、修理に多くの時間と費用がかかることになりかねない。その意味で、購入するお店、整備する工場選びが重要になってくる。

特にハーレーなど特殊なバイクを購入する際はメンテナンスに精通したオーナーがいる個人店を選ぶと良いだろう。

バイクを購入するうえでの懸念事項

ここまでバイクを購入する一連の流れを解説してきたが、ここからはバイクを購入するうえでの懸念事項を考えてみることにする。

①置き場所に困る

都内の一人暮らし用アパートには駐車場がないことも多い。

幸いなことに俺が今住んでいるオンボロアパートには駐輪スペースがあるからなんとかなりそうだけど、大型のバイクを買ってしまうといよいよ置き場所に困りそう。

②近所迷惑・音がうるさい

バイクに乗ったことがある人なら分かると思うけど、想像以上にバイクのエンジン音はうるさい。

原付きでさえまあまあな音がするから、同じアパートの人がバイクで出かけたら一発で分かる。

「あ、あの家今人いないな」とバレるのは少し不安。

あと、単純に夜中に帰ってきたりすると近所迷惑になる。

③バイクの維持費

やっぱり維持費は気になる。

冷静に考えて、最も安い125ccでも月1万円の維持費がかかってくるのはしんどい。

バイク購入に必要なのは決断力

結局、バイクの購入に最も必要なのは「購入に踏み切る決断力」だ。

「ここまで書いておいて最後に精神論かよ!」と思うかも知れないが、ぶっちゃけココが全てを決める。

所有のメリット・デメリットという現実問題と精神的充足の観点から総合的に判断する必要がある。

俺も含めて多くの日本人(特に会社員)は自分の感情に任せて行動に移すことが苦手だ。だって会社ではそれが良しとされているから。

はみ出す決断力は会社の駒として、兵隊として生きていく会社員には以上必要ないのだ。

「レンタルでよくね?」ってことで、バイク購入は再検討することにする。

具体的な費用まで計算してみると思っていたよりバイクを購入することは難しくないような気がしてきた。とはいえ、そもそも日焼けしたくない問題とか、たぶんすぐ飽きるであろう問題とか、様々な懸念が浮かび上がってくる。

ぶっちゃけ免許さえ取ってしまえば後はレンタルして楽しむこともできる。

ツーリングだけが目的なら購入までする必要はない。

購入に踏み切るために記事を書いたのに、ここまで色々調べて書いてきた結果、レンタルでよくね?というマインドになりつつある。

本格的な購入は今一度検討し直すことにする。

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