今回は俺が中学時代に憧れていたYONEX（ヨネックス）のソフトテニスラケット「NANOFORCE（ナノフォース）7000」をレビューする。
「あ！このラケット使っていた！懐かしい！！」という人も多いはず。
実際にテニスコートを借りて試してきたから、その感想も含めレビューしていく。
「YONEX（ヨネックス）ナノフォース7000」とは？
「YONEX（ヨネックス）ナノフォース7000」は、今から19年ほど前（2005年）にヨネックスから発売されたソフトテニスラケット。
赤色をベースに、黄色、シルバーの3色で構成された美しいデザインと、後衛＝1本シャフトだった時代の象徴ともいえる（今はなき）シングルシャフトが特徴だ。
「ナノフォース7000」自体は廃盤となっているが、ナノフォースシリーズは現在もヨネックスから発売されており、かれこれ20年以上愛されているシリーズだ。
俺が「ナノフォース7000」を購入した理由
俺が「ナノフォース7000」を購入した理由は中学時代の憧れを叶えるため。
というのも、俺が中学生の時、当時憧れていた3年生の先輩が使っていたラケットが「ナノフォース7000」だったんだ。
当時の俺は、このラケットの名前が「ナノフォース7000」ということは知らず、「先輩の使っている赤と黄色とシルバーのラケット、カッコいいなぁ」と思ってるだけだった。
というのも、当時は今と比べてインターネットが発達しておらず、当然1年生の俺が3年生の先輩（しかも部長）に「先輩と同じラケット使いたいんでモデル名教えて下さい」なんて言えるわけもない。
憧れはありつつ、同じラケットをスポーツ店で探してもなかったから、似たような赤色でカッコいいラケットを購入して使っていた。
それが、別記事でも紹介した「ミズノ・Xyst（ジスト）ZZ」だ。
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結局、最後の大会まで俺の相棒は「ミズノ・Xyst（ジスト）ZZ」だった。
当時から10年の時が過ぎ、本当にたまたま、YouTubeで「懐かしのラケット」として紹介されていたのが「ナノフォース7000」だった。
「え！！あの時の先輩が使っていたラケットじゃん！！」と胸が高鳴った。そしてそのままの勢いでメルカリで購入したのが今回紹介する「ナノフォース7000」だったってワケ。
つまり、中学生の頃の憧れを10年越しに叶えることができたわけだ。
「ナノフォース7000」の商品レビュー
ソフトテニスラケット「ナノフォース7000」の商品レビューをしていく。
メルカリでの購入価格は3,000円。
ムシキングカードを購入した記事でも話しているけど、”あの頃の憧れ”は大人になっても残っている。
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”あの頃の憧れ”を叶えてくれるメルカリというプラットフォームには感謝しかないし、つくづくイイ時代になったなぁと思う。
最大の特徴は”1本シャフト”
「ナノフォース7000」の最大の特徴は”1本シャフト”であることだ。
最近ソフトテニスをはじめた人はもはや知らないであろう1本シャフト。
2015年あたりに廃止されてしまったが、俺が中学生だった10年前までは”後衛＝1本シャフト”が定番だった。
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シャフトが1本であることの最大のメリットは、しなりの大きさ。
芯を捉えたショットを打った際のスピード感&エグさは2本シャフトのラケットでは再現不可能。
重心がラケットの先に集中していることから重く感じるが、重さをコントロールして打ち放った会心の一撃にはなんとも言えない気持ちよさがある。
2本シャフトのラケットに比べて安定性に欠けることから、前衛としての動き（ボレーやスマッシュなど）がやりにくいというデメリットはあるが、それを差し引いても1本シャフトのもつ”ロマン”に俺は惹かれてしまう。
「ナノフォース7000」の使用感レビュー
「ナノフォース7000」の使用感をレビューしていく。
- 先端に重心が寄っている
- 芯をとらえたボールのキレがヤバい
- 安定性に欠ける
1本シャフト独特の、先端に重心が寄っている振り心地ゆえに、ズシッとした重さを感じる。
パワーが分散せず1点に集中するため、芯をとらえたボールのキレはエグめ。
「パコーン！！」という爽快な音と共にエグい速さのボールが相手のコートに突き刺さるイメージ。
ただし、芯で捉えてないボールに関しては野球で言うところの”抜け玉”になってしまうため、使用難易度は高いように思う。
「ナノフォース7000」と「Xyst（ジスト）ZZ」の使用感を比較
俺が現役時代に愛用していた「Xyst（ジスト）ZZ」と比較した使用感は下記。
- 「ナノフォース7000」の方が重たい
- 安定性が高いのは「Xyst（ジスト）ZZ」
- 芯を捉えた際の打球スピードはナノフォース7000の方が速い
「ナノフォース7000」の方が「Xyst（ジスト）ZZ」よりも重たくて取り回しが難しい印象だった。
ただ、ジャストミートした（芯をとらえた）際は、「ナノフォース7000」の方がイイ球を打てる。
また、実際に重さを量ってみた結果、「ナノフォース7000」の方が14グラム重かった。
完全に後衛に特化しているのが「ナノフォース7000」であり、エグい球を打つなら絶対に「ナノフォース7000」を選ぶべき。
一方で、前衛・後衛の両方に対応できる万能性、軽さや安定性で選ぶなら「Xyst（ジスト）ZZ」の方がいいと思う。
やっぱソフトテニスってイイね！
今回はこの比較検証のために、実際にテニスコートを借りてプレイしてきた。
約10年ぶりのソフトテニスってことで、ぶっちゃけまともに動けるか不安だったけど、（体力こそ落ちていたが）ちょっと乱打をしていれば感覚は戻ってきた。
新品のボールまで準備して臨んだ10年ぶりのソフトテニスだが、想像の200倍楽しかった。
【まとめ】「ナノフォース7000」はロマンが詰まった名機
最後に、「ナノフォース7000」のレビューまとめをしていく。
- 芯をとらえたボールのキレがヤバい
- ボールのキレに全振りした後衛特化ラケット
- 重たいから取り扱いが難しい
上記が「ナノフォース7000」を使ってみた感想だ。
昨今ではすっかり見なくなってしまった1本シャフトラケットだが、1本シャフトにしか出せない味とストローク感がそこにはある。
ロマンが詰まった名機であることは間違いないから、俺はこれからも大切にこのラケットを使っていく。
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